経営学の理論と実務を研究する琴坂研究会(慶應義塾大学 SFC)が、2026年秋学期から参加する新規ゼミ生を対象とした通常選考の募集を開始しました。第1次選考(書類選考)の締切は2026年7月19日(日)23:59です。学部・学年を問わず、新1・2年生や他学部の学生も歓迎します。
The Kotosaka Seminar at Keio University (SFC) — which studies both the theory and the practice of management — has opened its standard selection for new members joining from autumn 2026. The first-stage (document screening) deadline is 23:59 on Sunday 19 July 2026, and students of any faculty or year, including first- and second-years and those from other faculties, are welcome to apply. The details below are in Japanese; applicants interested in the English track may also see the IBER × Bloomberg Guest Session.
研究会が求める人 · Who we are looking for
琴坂研究会は、新規生の募集にあたって次の言葉を掲げています。
「ただの人間には興味がありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、我々のところに来なさい。以上。」
(琴坂将広、2017年6月19日のツイートより。原典は『涼宮ハルヒの憂鬱』第1話です。)
少し大げさに聞こえるかもしれませんが、この言葉に込めているのは、次のような考え方です。
- 現時点で、経営に関する知識や経験は必要ありません。
- あなたの「人より少し変わったところ」を教えてください。
- 好きなことと経営学の視点を、自由に結びつけて見つけていける場所です。
- 10年先の世界を、共に変えていく仲間を探しています。
研究領域に取り組むうえで私たちが大切にしているのは、自分の軸となる専門分野を確立するために、わからないことに積極的に挑戦し、自己を研鑽しながら知識と経験を貪欲に取り込んでいく姿勢です。
3つのコアバリュー · Three core values
琴坂研究会が日々の活動で大切にしている、3つのコアバリューです。
「これから」をつくるグッドフォロワーシップ。 一人ひとりが研究会の内外にあるリソースを見出し、それらの統合をリードする姿勢をもつこと。同時に、誰かの「やってみたい」を、お互いにフォローし合うこと。
変わりゆく環境でも Wow をもたらし続けるプロフェッショナリティ。 常に動きと変化が生まれる環境のなかで、自分と相手のために、ひたむきな貢献と働きを続け、活動の前進にインパクトを与えること。
既知と未知の「統合」を生む、あくなきキュリオシティ。 誰かにとっての「既知と未知」、社会にとっての「既知と未知」。それらを、自分たちにしかないスケールで新たに結びつけること。輝き続ける好奇心を、その原動力の一部にすること。
私たちにとって新規生の募集とは、「一人ひとりのコアバリュー」が集まって立ち上がる組織として、さらに前へ進むための新たな化学反応と出会う機会だと考えています。
3つの研究領域 · Three research areas
琴坂研究会では、主に次の3つの領域を研究しています。
国際経営。 グローバル企業の経営戦略の立案と、その実行のプロセスを探求する学生を求めています。特に、非市場戦略、制度戦略、感情の役割、また組織内制度の形成・保持・深耕に関する研究を歓迎します。
アントレプレナーシップ。 スタートアップ・エコシステムの進化と現状・未来の探索、また新世代のスタートアップの創業と成長を扱います。急速な国際化に成功する企業の具体的な手法、組織を小規模に保ったまま大規模な事業を運営する企業、そして社会的価値を同時に追求する「インパクト・スタートアップ」と呼ばれる事業創業のかたちなどを探求します。
経営戦略。 創発的な戦略の組成と実行を体系的に行う企業を調査します。コーポレートバリュー・アラインメントの具体的な実装手段、ミドルマネジメントを中心とした組織内メンバーが主導する企業変革の在り方、アジャイルな事業開発とスケーラビリティの両立、多層的な組織境界を念頭に置いたエコシステム・プラットフォーム・コミュニティの戦略的な活用などを研究します。
選考の流れ · Selection process
選考は、書類選考から教員面談までの4段階です。募集人数には限りがあります。新1・2年生や他学部の学生も歓迎します。
応募方法(Statement of Purpose)· How to apply
応募は、次の5点を「琴坂研究会テンプレート」(A4・2枚、PDF 形式)に記述し、Google フォームから PDF をアップロードして提出します。締切は2026年7月19日(日)23:59(厳守)です。
- これまでの略歴を教えてください。
- あなたのユニークネスを教えてください(これまでの経験、熱中していること、これから探求したいと思っていることなどでも構いません)。
- ②を踏まえたうえで、研究会への「give」と研究会からの「take」を通じて実現したいことを教えてください。
- 卒業後のビジョンを教えてください。
- 現在の一週間の過ごし方を教えてください。
応募テンプレート(A4・2枚、PDF)に記述のうえ、Google フォームから提出をお願いします。締切は2026年7月19日(日)23:59(厳守)です。
よくある質問 · FAQ
琴坂研究会は、そもそも何をしているのですか?
ゼミの時間の使い方は、在籍メンバーの意思をベースに設計しています。決まった型があるわけではなく、学びたいことに応じて、経営学の理論への理解を深める回もあれば、実務家に対して事業提案を行い、実践的な知識を深める回もあります。2026年度は、個人またはグループでの研究活動に取り組み、その進捗を定期的にゼミで発表することが必須となります。ここでいう研究活動は、学術研究に限りません。たとえば、起業している学生や起業を志す学生が、自身の関わりたい事業領域について産業レポートを作成したり、競合や先行する企業を分析したりすることも含みます。
起業していたり、実務経験がなかったりすると応募できませんか?
いいえ。起業している人もいれば、アカデミックに経営学を探求している人もいます。「デザイン×経営」「宇宙×経営」のように、他分野と経営学の接点を探りたい人もいます。ただし、他分野との接点を探る場合でも、経営学、または経営の実務を第一の専門にしたいと考えている学生であることが求められます。
入ってから、必ず取り組むことは何ですか?
毎週月曜日のゼミに向けた事前準備(論文やケース資料の読み込み)はもちろん、ゼミ生全員が個人またはグループでの研究活動に取り組み、その内容を定期的にゼミで発表することが必要です。あわせて、広報や採用といった研究会運営の手伝いに加え、コミュニケーションツールの Slack やオフラインの場でも、日常的に活発な議論や交流に参加することが期待されます。